七尾市観光協会公式サイト

能登半島のど真ん中 七尾市。古い歴史に彩られた街並み、工芸品そして海の幸をはじめ自然の味覚。ぜひ、お越しください。

TOP > 祭・イベント

能登島向田の火祭 (県指定重要無形民族文化財)

・開催日 7月最終土曜日

・見所
日本3大火祭りの一つ。大小7基のキリコが約30mの大松明の周りをまわり、男衆が手松明を投げて大松明に点火。

・内容
日本三大火祭りの一つで、毎年7月の最終土曜日に行われるダイナミックな夏祭りです。伝説では越後の伊夜比古神(男神)が訪れ、伊夜比咩神(女神)と年に一度の逢瀬を楽しむお祭りです。男衆が伊夜比咩神社から神輿と大小7基のキリコ(奉灯)を崎山お旅所まで担ぎ出し、高さ30mもの大松明に手松明を投げつけて点火します。大松明は火柱となって燃えさかり、燃えつきた松明の倒れた方向によってその年の豊漁、豊作を占います。

・会場
向田崎山広場

・スケジュール
 20:00 ・火祭神事
 20:15 ・奉燈(7基)崎山広場に向けて出発
       ・奉燈広場到着
          (大松明を7回周回)
       ・神事
       ・手松明が大松明周囲を回る
 22:00 ・大松明に点火
 22:50 ・神輿、奉燈の帰還

 

・祭りの紹介

 手松明を振りまわしながら夜空に高くそびえる柱松明の周囲を走りまわる若者たち、子供たち。やがて一斉に手松明が柱松明めがけて投げられ、柱松明が一気に巨大な火柱となって天に昇る。勇壮な能登島向田の火祭りである。
 能登半島の七尾湾に浮かぶ緑の島・能登島は、夢の架け橋であった美しい能登島大橋の実現によって、長い間の離島の生活とともに、不便な僻地とも異なる新しい生活が始まった。その島の向田の150戸の人々にとって、毎年7月の最終土曜日の夜に行われる延喜式内社・伊夜比咩神社の火祭は、村人挙げて大行事である。
 祭の準備は、約1ヶ月前の7月初旬の子供達による奉燈(キリコ)洗いから始まり、竹伐り、藁集め、柴集め、手松明作り、笛の練習、綱ねり、松明越し等その仕事はとても多く、参加する小学生以上の子供、青年団、壮年団等、いずれも「自分たちの祭だ」との気概で厳格な年齢集団を守って、それぞれの集団の自主運営によって祭の準備を進めている。
 
 祭礼当日、神社での祭典後、東方400mの崎山の干場に神輿が渡御(とぎょ)、鉦、太鼓、笛にあわせて大小7基の奉燈が道中をねりながら従う。その広場は昔は海岸だったが、そこに巨大な円錐形の柱松明が立てられている。30m程の松を心木とし、周囲に700束の柴を結わえ、その上に10数メートルの青竹をたて穂先に御幣を付ける大規模なもので、その周りには10本程の支え柱を寄せかけて安定させ、藁縄の太いハイヅナを四方へ引き張って全体の形を整える

 崎山の干場についた神輿は奉燈を従え、柱松明を巡ること7回、次いで海砂の団子に榊をさしたてたお旅所に安置され祭典が斎行される。ここにおいて、奉燈を担いでいた若者子供達は燃える手松明を振りながら柱松明の周囲をかけめぐり合図とともに柱松明に投げるのである。巨大な火焔はすさまじく勇壮をきわめる。

 やがて柱松明を結わえた綱が切れ、火焔がどっと崩れ落ち柱松明が倒れると、幸運をもたらすという先端の御幣を取ろうと人々は殺到する。神輿の神社への還御、奉燈の帰還のあと、神社での村の人達のみの祭典が静かに執り行われる。

 このオスズミ祭(納涼祭)は通称火祭といわれているが、夏越神事に起源するもので、災厄を払い火の神の猛威をなだめる鎮火祭だともいわれている。